「果物の王様」ドリアン、今が旬!シンガポールで大人気のフルーツを味わおう

果物の王様ドリアン。今、シンガポールはまさにドリアンが旬の季節です。
街のスーパーや果物屋さんの店先に、ドリアンがたくさん並んでいます。
ドリアンとは?

ドリアンは東南アジア原産のフルーツで、「果物の王様」として知られています。トゲトゲの殻に覆われ、中には濃厚でクリーミーな果肉がいくつか入っています。
果肉を持って種の周りについたクリーム状の部分をこそげながらいただきます。味は甘くてコクがあり、チーズやカスタードのようだと例えられることもあります。甘さの中にちょっと苦味があるドリアンも人気があるようです。
ただし、皆さんご存知の通り非常に強い匂いが特徴で、好みが分かれる果物です。
その栄養価は抜群で、ビタミンCやB群、カリウム、食物繊維などを豊富に含み、疲労回復にも効果があると言われています。ただカロリーが高いため食べ過ぎには注意が必要です。
ドリアンのニオイ?香り?

日本でもよく知られている通り、その独特の匂いはとても強烈で独特です。
お店でドリアンが売っていれば、離れているところからでもすぐわかりますし、どこかの家でドリアンを食べていると、近所の家でもそれがわかるほどです。
そのため、ドリアンを購入すると、匂いの漏れ防止のため、お店の人がドリアンを箱に入れた上にサランラップでぐるぐる巻きにして渡してくれます。
それでも匂いは強烈で、シンガポールの公共交通機関やホテルでは持ち込みが禁止されています。
ホテルの部屋でドリアンを食べてその後、清掃料を請求されたケースもありますので食べる場所には注意が必要です。
ただ、玉ねぎやガスの匂いに例えられることもあるドリアンですが、一度食べて好きになると、その匂いは芳醇な魅力的な香りと感じられるようになるかもしれません。

シンガポール人にも大人気!

ドリアンはシンガポール人にも老若男女問わずとても人気があります。
名産地マレーシアのドリアンファームへの食べ放題ツアーがあったり、各自治体でのドリアンパーティーも開催されるほど。
ちょっとお高めだけど、特別なフルーツという立ち位置でドリアンの話になると、みんな目を輝かせて語り出します。
シンガポール人に取材すると『おばあちゃんの家ではドリアンをご飯と一緒に食べていた』などという話も聞かれました。おはぎと同じデザート感覚?なのかもしれません。
ドリアンを使ったデザートといえば、ドリアンケーキ、ドリアンシュークリーム、ドリアンアイスクリームなど、いろいろなものがあり、こちらも人気を集めています。
どこで買えるの?

シンガポールの都心部ではドリアンの強い匂いを避けるために、店頭での販売が控えられていることも多く、なかなか見かける機会が少ないかもしれません。
しかし、少し郊外に出ると、この時期ドリアン専用の模擬店が出ていることも多く、またスーパーや青果店などでもドリアンを購入することができます。
シンガポールにいる人も、これから訪れる人も、シーズン真っ只中の今がドリアンにチャレンジするチャンスかもしれません。
意外とハマってしまうかもしれませんよ!