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盛り上がり、すぐ冷める?!シンガポールのお正月

2025.12.16
盛り上がり、すぐ冷める?!シンガポールのお正月

早いもので12月も半ばを過ぎ、街はすっかりクリスマス一色。日本ではクリスマスムードの中でもお正月に向けて大掃除をはじめたり、お店には鏡餅やお飾りなどが並び、年越しやお正月の準備が進む頃でしょうか。今回はシンガポールでの年末年始やお正月についてご紹介します。

カウントダウンで盛り上がり、すぐ日常に戻るお正月!

シンガポールでの大晦日は、マリーナベイなどシティーエリアを中心に各所でカウントダウンイベントがあったり花火が打ち上げられ、年越しムードが盛り上がります。高層ビル群に映える花火やライトアップを背景に、多くの人々が集まり、ライブ演奏やショーを楽しみながら新年を迎え、海外ならではのダイナミックさを感じることができます。
明けて1月1日はシンガポールでも祝日(ニューイヤーズデー)として定められ、銀行やオフィス、公共期間などは休業になります。しかし、日本のように年末から年明け数日間を家族でゆっくり過ごす「お正月休み」という感覚はなく、2日からは学校も新学期が始まり、オフィスも通常営業に戻ります。市内の雰囲気も、元日の祝日が終わるとあっさり日常モードに。シンガポールは人口の約7割を中華系が占め、旧暦で祝われるチャイニーズニューイヤーも1、2ヶ月以内にあるため、そちらの方が国全体にお正月感が高まり、盛り上がりを感じられる場面も多く、日本のお正月の賑わいに近い印象があります。

スクールホリデーは新学年への準備の期間?!

シンガポールのローカルスクールでは、毎年11月下旬から1月1日までが学年末の休暇期間となります。日本の学校のように学期始めに教科書がまとめて配られるわけではなく、ローカル校では学年ごとに用意された「ブックリスト(教材リスト)」が学年末に配られます。それをもとに、各自が休みの間に新しい学年の教科書を準備します。
オンライン注文で自宅に届けてもらう家庭もあれば、街の書店に出向き、親子で一冊ずつリストと照らし合わせながら購入する家庭もあります。11月末になると、街の書店には小学校から中学校までの各学年・各教科のさまざまな教科書や参考書がずらりと並び、その光景は圧巻!日本では学校から教科書が配られるため、これほど多くの種類の教科書を一度に目にする機会はあまりないので、この時期シンガポールの本屋さんを覗いてみるのも面白いかもしれません。11月下旬からの長期休暇は、生徒たちにとって一年で最も長い休暇期間です。来学年の準備をしながらも、少し勉強から離れて家族で旅行に出かけたり、さまざまなイベントに参加したりと思い思いに楽しむ姿も見られます。
しかしクリスマス頃になると、楽しかった休みもそろそろ終わり。書店やショッピングモールでは、この季節ならではの「Back to Schoolセール」の看板が出て特設コーナーが設けられます。クリスマスを過ぎれば、親子で「もうすぐ学校だね」と話しながら、購入した教科書や文房具、カバン、新しい制服などを揃えながら、新学期に向けた準備を少しずつ整えていきます。

シンガポールで迎える日本人のお正月

シンガポールで過ごす日本人のお正月はというと、『年末年始は日本で』と、この時期に一時帰国される方や、近隣諸国に旅行にいく方も多いようですが、シンガポールで過ごしても現地にいながら日本のようなお正月を楽しむこともできます。

年末になると、日系のスーパーマーケットでは年越しそばやおせち、お正月用の飾り、鏡餅や縁起物の食材が並びます。また、シンガポールには多くの日本料理店もあり、おせちのセットを予約できるところも多くあります。価格は少々お高めですが、日本の家庭と同じようにお正月の準備をすることはそんなに難しくありません。
インター校はお正月を挟んで3週間ほどお休みになるところが多く、また日本人学校も日本の学校とほぼ同じ期間で休みになるため、子どもと一緒にゆったりと過ごせるのもお正月休みのうれしいところ。暑いシンガポールで迎えるお正月は、寒くて厳かな日本のお正月とはまた違った雰囲気があります。ゆっくり家族揃ってのお散歩やコンドミニアムのプールでのんびり過ごしたり、日系コミュニティが主催する餅つきや新年会のイベントに参加したりなど、のんびりしながらも普段の生活とは少し違った形で年末年始を楽しむご家庭が多いようです。
年越し蕎麦やおせちやなどで、日本の伝統を感じつつも、南国のあたたかい気候の中、海外生活ならではの開放感を感じながら新年を迎えられるのが、シンガポールで過ごすお正月の魅力といえるかもしれません。

カルコネの年末年始休業のお知らせ

さて、日本人スタッフが多く勤めるカルコネも、年末年始のお休みをいただきます。
今年は土日を含め、12月27日(土)から1月4日(日)までが年末年始休業となります。

もし年末までにご相談やご用件がある方は、お早めにご連絡ください。

本年も「カルコネ便り」をお読みいただき、ありがとうございました!
来年もシンガポールのインター校情報やシンガポールでの生活のご紹介や役立つ情報をお届けしてまいります!
皆様、よいお年をお迎えください。