ACS卒業生お父様にインタビュー
シンガポールの名門ローカルインター、ACSインターナショナル。国内外の有名大学への進学実績も高く、毎年多くの受験生が憧れる人気校です。今回、今年12月にACSを卒業されたばかりのYutoくんのお父様、坂本様にインタビューを決行!
受験を決めた経緯から入学後の学び、課外活動、そして自立心や進路への意識の変化まで、リアルな経験談を語っていただきました。ACSでの教育や環境がどのように子どもを成長させるのか、具体的なエピソードを通して知ることができる内容です。これからACSを目指すご家庭にとって、必読のインタビューです。
1. ACSを受験されることを決めたきっかけ・理由を教えてください。
シンガポールに来た当初は日本人学校に在籍しており、その後インター校へ転校し、Y4のタイミングでさらに他インター校への転校を検討し始めました。将来的にIBDPを受けることを考えた際、取りたい科目や進学したい大学を見据えると、当時の環境では少し物足りなさを感じたのがきっかけです。
ACSやホアチョン、セントジョセフ、3校のローカルインター校を比較検討しましたが、ホアチョンは中国語への注力が強く、本人の意向とは少し異なりました。Y4の段階であればまだ受験できそうだという判断もあり、ACSへの受験を決めました。
2. 出願から入学までのプロセスについて、Yutoさんの実体験やご両親のご感想を教えてください。
入学試験はすでにほとんど勉強していた範囲だったこともあり、予想される試験内容自体は息子にとってそれほど難しくないものでした。息子は幼少期から、受験を目指した学習が日常の中に自然と組み込まれている環境で育ってきたため、「勉強すること」自体に対する抵抗感がほとんどなかったというのも大きな要因だったと思います。基礎学力はもちろんのこと、問題に向き合う姿勢や集中力などがしっかりと身についていたこともあり、実際のACSの入学試験でも比較的良い点数をとることができました。
そういったことから試験準備そのものについても、全体としては過度に大変だったという印象はありません。ただし、ローカル校のカリキュラムに基づいたMathの内容については、日本やインターナショナルスクールの学習内容とは一部異なる点があり、そこは事前にフォローが必要だと感じました。そのため、受験前にカルコネさんからご紹介いただいた家庭教師の方にお願いし、重点的にサポートしていただきました。そうした直前の準備などが少しタイトだったかなという印象です。
3. 通学を始めてから感じられた学校の印象や、Yutoさんの変化について教えてください。
それまで通っていたインターナショナルスクールに比べると、ACSはよりしっかりとした学習環境が整っていると感じました。しかし、想像していたほど厳しすぎるわけではなく、半分ほどがシンガポール人という点も含め、まずは「きちんとした学校」という印象を持ちました。
転校直後は友人関係や学校生活をゼロから築く必要があり、本人も様子を見ながら立ち位置を探っていたようでした。1年目はIGCSEの内容はほぼ終えてからの編入だったため、復習のような形になる部分もありましたが、その期間が結果的にIBDPに向けた良い準備期間になったと思います。
CCA(放課後の課外活動)では、学校行事や式典の際に音響設備を管理する音響システムの担当として活動しました。イベントの裏側を支える役割を通じて、責任感やチームで動く力を身につけることができたと思います。また、生徒の模範となる存在としてプリフェクト(学校から選出される生徒リーダー)にも選ばれました。Pre-IBでは学業面でも高い成果を収め、プリンシパルリスト(校長が認定する成績優秀者)に選ばれるなど、学業・課外活動の両面で充実した学校生活を送ることができたように思います。
4. 在学期間を通して感じられたYutoさんの成長や、特に印象に残っていることを教えてください。
IBDPに入ってからは勉強量が一気に増え、常に試験や課題、レポートに追われる日々となりました。スケジュールはかなりタイトで、精神的にも体力的にも負荷はとても大きかったと思います。ただ、日本で受験勉強を経験していたこともあり、「勉強すること」そのものに対する抵抗感は少なく、求められる水準の高さにも大変ながら徐々に順応していったように感じます。
一方で生活面では、タイムマネージメントがこれまで以上に重要になり、意識して計画を立てなければ遊ぶ時間や十分な睡眠時間を確保することもできない状況でした。塾からの帰宅が夜遅くなる日もありましたが、宿題やレポートをこなしながら、自分なりに優先順位を考え、計画的に取り組めていたように感じます。親としては大変そうだと感じる場面も多かったですが、最終的には自立して学習と生活のバランスなどを自分自身でしっかりマネジメントできるようになったことが、厳しい環境の中で得られた大きな成長だったと思います。
5. ご出願から在学期間を通して、カルコネのサポートで役に立った点を教えてください。
出願にあたっては、ACSインターナショナルに関する情報を個人で集めるのは非常に難しく、最初の情報提供やアドバイスは特に助かりました。日本人受験者は基本的にカルコネを通す必要があるため、日本語でしっかりと必要な情報をやりとりできる安心感もありました。また、オープンハウスへの案内や出願タイミングに関する具体的な助言など、要所要所で的確にサポートしていただけたことも心強かったです。
IGCSEローカルMathについては、受験前に少し勉強する必要がありましたが、カルコネから信頼できる先生をご紹介いただき、短期間で効率的に対策を進めることができ、とても助かりました。
ACSオンライン説明会でのYutoさん
6. Yutoさんの今後の進路や将来のご希望について教えてください。
Yutoは将来、F1レースのパドックチームでレースエンジニアとして働くことを目標にしています。小さい頃から車やF1が好きで、さらにシンガポールに来てからシンガポールグランプリを間近で見た経験が原体験になっていると思います。
その夢に向けて、機械工学を学ぶ道を選び、どの大学・どの国が最適かを自分なりに調べ、現在はその中から自分にとって最適な進学先を選んでいる段階です。在校時には実際にF1のレギュレーションを分析したリサーチペーパーを作成し、プロジェクトとして取り組んでいたという点からも、自分で主体的に進路を考えて進んでいると感じています。
ACSで学び、日本の教育ではなかなか得られない経験ができている一方で、「なぜ勉強するのか」「自分は何をしたいのか」「人生を通してどうありたいのか」をよく考えることの大切さも親として実感しています。親としてできるのは答えを与えることではなく、さまざまな経験や気づきの機会を与え、彼が自分自身の考えを深め、人生を通して自分なりの軸を持って歩んでいけるよう見守りつづけることなのではないかと思っています。
その中で、将来の夢に向かって自分の道を切り拓こうとするYutoの姿勢はとても頼もしく、これから親元を離れて自立し羽ばたいていく姿を、少し離れた場所から温かく見守り応援したいと思います。
7. これからACSを目指されるご家庭に向けて、アドバイスやメッセージをお願いします。
これからACSIを目指される方は、まず親子で学校の特徴や教育方針をしっかり理解することが大切だと思います。ACSは、一般的なインターナショナルスクールとも現地校とも異なる立ち位置にある学校のため、カリキュラムや学校の雰囲気、進路の選択肢などについて、事前にできるだけ多くの現地情報を集めた上で検討されることをおすすめします。
また卒業後の進路考えた時、大学進学先によっても戦略は変わり、シンガポール国内のNUSやNTUを目指すのか、それともイギリスやアメリカの大学を選ぶのかなどにより、出願時期を考慮に入れつつ、科目選び・進路設計を早めに考えることが大切です。
その中で、ACSは周囲の生徒もそれぞれ日々努力している切磋琢磨の環境で、自分も自然と力を出し、より高いレベルに成長できる学校だと感じています。こうした環境の中で学ぶ経験は、お子さんの学習に対する姿勢だけでなく、問題解決力や主体性、自立心を育てる上でも大きな意味があると思います。
これを読まれたみなさんが、ACSでの学びや生活、チャレンジをイメージしながら、将来の目標や具体的な進路について親子で一緒に考えるきっかけとなれば幸いです。
新しい環境での挑戦が、皆さんにとって実り多いものになりますよう願っています。

