フェア・セミナーレポート
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インター校から早稲田渋谷シンガポール校へ。先生に聞いた7つのこと
2026.09.24
2026年9月6日 インター校フェア 対談セッションより
先日のインター校フェアでは、早稲田大学系属早稲田渋谷シンガポール校(早稲渋)の先生にご登壇いただきました。
シンガポールのインター校に通うご家庭から特に質問が多いのが、「高校から早稲渋に入れるのか」というテーマです。入試、日本語の準備、寮生活、そして進路について伺った内容を、当日のやりとりのままお届けします。
Contents
1. インター校から高校入学はできますか。どんな生徒が向いていますか
Q. 現在シンガポールのインターナショナルスクールに通っている日本人生徒が、高校から早稲渋へ入学することは可能でしょうか。また、どのような生徒が向いていて、どのような生徒に入学してほしいとお考えですか。
もちろん可能です。
日本の高校で青春を謳歌し、学校行事や部活動を楽しみにしている生徒に向いています。
ただ我々教員としては、そのような生徒が、その前向きな熱量を日々の勉学や国際・進路教育にも同等に向け、日々自己研鑽を積める生徒に入学してほしいと考えています。
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2. 入試はいつ、どの科目で行われますか
Q. 試験はいつ受けることができますか。試験科目も教えてください。
第1回入試は毎年12月の第1土曜日、第2回入試は翌年2月の第1土曜日に実施しています。
試験科目は、国語・英語(リスニングを含む)・数学の3科目です。
3. 日本語の勉強は続けておくべきですか
Q. インター校から早稲渋への入学を考える場合、日本語での授業についていけるか心配されるご家庭も多いと思います。インター校に通っている間も、日本語の勉強を継続しておくことは必須でしょうか。
できる限り継続してほしいと考えています。特に、受験科目である国語と数学は注意が必要です。
国語は、難しい漢字などが書けなくても構いませんが、読解して理解する力は磨いてほしいです。他教科の理解にもつながります。
数学については、日本の中学校で学ぶレベルがインター校よりも高いことがほとんどですので、こちらも注意が必要です。
補習校で国語を教えていただけたり、シンガポールの塾で国語と数学を教えていただけたりしますので、活用してみてはいかがでしょうか。
4. 進路に向けて、どのような教育を行っていますか
Q. 早稲田大学への進学という大きな魅力があると思いますが、生徒が希望する進路を実現するために、どのような教育を行っているのでしょうか。早稲渋ならではの特徴があれば教えてください。
進路教育の一環として、本校は早稲田大学の系属校であるため、早稲田大学の教授の方々が実際に来校し、学部の説明会や大学の模擬講義を実施してくださいます。希望する生徒はこれらに参加でき、高校在学中から大学の学部について深く知る機会を多く設けています。
また、企業訪問も本校の教育の一環であり、人気の企画でもあります。シンガポールでお仕事をされている社会人の方々から生の声を聞き、「高校・大学・就職」についてお話しいただく機会です。実際に働く様子を見たり、その企業が社会にどう貢献しているかを具体的に知ることで、高校で学んでいることの意味や大切さが理解でき、大学以降に学ぶ内容も想像しやすくなります。生徒たちが自分の将来について深く考えるいい機会となっています。
加えて、国際教育としてシンガポールの地の利を生かし、さまざまな異文化理解活動や現地生徒との交流活動を行っています。シンガポールにある唯一の日本人学校の高校であるという特別な存在であることを意識し、シンガポールにいるからこそできる学びをたくさん提供しているのが、本校の教育の特徴です。
5. 寮生活は生徒にとってどんなプラスがありますか
Q. 寮生活を経験することは、生徒の成長にどのようなプラスがあるとお考えですか。
親元を離れて生活する中で、当たり前だと思っていたことが実は親のおかげでできていたのだと気づき、親への感謝の念を抱くという話を生徒からよく聞きます。
自立心が養われるとともに、集団生活を通じて協調性も育まれます。長期休暇などで親元に戻ったときに、「少し逞しくなった」「親が何も言わなくても、自ら進んで勉強や家事のお手伝いをしてくれるようになった」という保護者の方からのお話をよくうかがうほどです。
6. 海外大学への進学という選択肢はありますか
Q. 早稲渋から、早稲田大学だけでなく海外大学への進学を目指すという選択肢もあるのでしょうか。その場合、学校からどのようなサポートを受けられますか。
あります。本校は海外大学120校以上と提携しており、受験に関しては専属教員が進路相談や受験準備のお手伝いをいたします。
まだ実績は多くありませんが、これから徐々に増えることが期待されています。
7. 今から準備しておくことは何ですか
Q. 将来、早稲渋への入学を目指している生徒が、今から準備しておくべきことがあれば教えてください。
入試を突破するべく、まずは読解力と数学力を(英語があまり得意ではない方は英語力も)継続的に維持、または向上に努めましょう。
あとは、本校のことをよく知っていただき、「どの部活動に入ろうかな」「こんな国際企画、進路企画に参加してみたい」「体育祭/星蘭祭(文化祭)でどんな役割で貢献したい」など、入学後にやってみたいことをたくさん想像していてほしいです。きっとそれが勉強へのモチベーションとなり、合格につながると思っています。
編集後記
長くシンガポールにいらっしゃるインター校出身の生徒さんにとってこそ、早稲渋には「憧れ」となる世界があるのかもしれない。お話を伺いながら、そう思っていました。
先週は学園祭の「星蘭祭」が開催され、インター校に通うカルコネスタッフの子も、友人と「日本の高校を見てみたい」と遊びに行かせていただきました。大変な混雑で、とても盛り上がっていたそうです。学校のみんながお互いを知っている感じがして、本当に楽しそうだった、という感想でした。
カルコネが早稲渋をご紹介しているのは、ここがご家庭にとって重要な選択肢のひとつだと感じているからです。インター校で高校を卒業するのも、早稲渋で卒業するのも、それぞれに良さがあります。
インター校からの受験は準備が大変そうですが、シンガポールには塾もあります。諦めずにチャレンジしてほしいです。
お子さんの次のステップに直結する高校選び。後悔のない選択ができますように、と思っています。
